平日の昼間。
それでも東京ドームは満員だった。
WBC2026 東京プール開幕戦。
台湾 vs オーストラリア。
この日、
約5万人の観客が見ていたのは、
あとから「番狂わせ」と呼ばれる試合だった。
台湾応援が埋め尽くす東京ドーム
WBC2026 東京プール開幕戦。
台湾 vs オーストラリア。
平日の昼間にもかかわらず、
東京ドームは約5万人超えの満員だった。
そしてふと気づく。
あれ、台湾の人…多くない?
体感だけど、客席のかなりの割合が台湾ファン。
チアのダンスに、楽器隊のリズム(私も吹きたい)。
そして統率された大声援。
これはもう完全アウェー。
ドームが台湾色に染まっている。
なので私は、自然とオーストラリアを応援することにした。
少数派を応援したくなるのは、
たぶん性分かも。
実は、試合の前に祈っていた
この日の観戦には、ちょっとした願いがあった。
一緒に来ていた親が、
神様を感じるきっかけになるように。
そんな祈りを、こっそりしていた。
壮大な祈りではない。
ただ、
神様が一緒にいてくださる時間になりますように。
それくらいの感じ。
「ホームラン打ってほしいね」の直後
試合はしばらく静かな展開。
台湾の応援は、
相変わらずすごい。
そんな中、親がぽつりと言った。
「オーストラリア。
そろそろホームラン打ってほしいね」
そして、両手をぎゅっと握る。
まるで子どもみたいに願っている。
その直後だった。
──ホームラン。
一瞬の静寂のあと、
ドームがどっと沸いた。
え、今?
タイミング、良すぎない?
私は思わず笑ってしまった。
神様を呼びながら応援してみた
そのあとも、台湾の大音響のなかで
私はこっそり神様を呼びながらオーストラリアを応援していた。
神様、見てます?
ちょっと面白い試合にしてください。
そんなふうに。
すると不思議なことに、
試合展開がどんどん面白くなっていく。
そして結果は──
3−0。オーストラリアの完封勝利。
後から知った「番狂わせ」
試合後、ニュースを見て驚いた。
今回の勝利、かなりの番狂わせだったらしい。
台湾は世界ランキング上位。
オーストラリアがここで勝つのは、相当すごいことなのだとか。
もちろん、
偶然と言う人もいるだろう。
オーストラリアの努力。
実力。
スポーツの流れ。
いろんな見方があると思う。
でも。
あの場にいた私には、
どうにも不思議で仕方がない。
神様が、公義に共にしてくださった。
そんな気がしてならなかった。
応援のタラント
ちなみに、これは少し不思議な話なのだけれど。
サッカーや野球、ラグビーにしろ
私は小さな試合から国際大会の現場観戦で、
応援して負けたことがない。
これ、クリスチャンになる直前から起こっている。
願うと勝つ。
たまにドロー。
もちろん、私がすごいわけではない。
本当に。
ただもし、神様が人にタラント(賜物)を与えるのだとしたら。
もしかすると私は、
応援のタラントをもらっているのかもしれない。
選手にとって。
奏者にとって。
演者にとって。
ここ一番の場面で、
応援ほど力になるものはない。
だからもし本当にそんな賜物があるなら。
それを、
必要とされている場所で使っていきたい。
そんなことを、
ドームの帰り道で思った。
喜びを足すということ
このWBC観戦、
実は前の記事とつながっている。

その記事で私は、あることに気づいた。
自分に必要なのは
努力を足すことではなく、
喜びを足すことだと。
そして、その直後に起きた今回のWBC観戦。
試合展開も、結果も、
どこか不思議で、とても面白かった。
でも一番の理由はきっとこれ。
神様に祈って迎えた時間だったから。
神様は、
人生を退屈な物語にはしない。
むしろ時々、
思いがけない場面を差し込んでくる。
たとえば──
5万人の東京ドームで、
こんな試合が起きたりする。
