「空腹」こそ最強のクスリという本から、巷でブームになったファスティング。
リモートワークが本格化してから1年以上となり、ステイホーム続きで運動量は減っているものの、食べる量はさほど変わらない、なんてことはありませんか?
私は元々食べることが大好きで大食いタイプです(笑)
そんな私でもファスティングをやればやるほど肉体は楽になり、今までより精神状態が落ち着いてポジティブに感じることが増え、仕事の生産性は上がるばかり、信仰生活にもメリットが多いことから、心身の新しい感覚を覚えて、生活そのものが楽しくなりました。
私がファスティングを始めて気づけば4年が経ちましたが、今回ファスティングをやる機会を得たので、今までの実践と共にファスティングに関する情報をシェアしたいとおもいます。
ファスティング(断食)とは
ファスティング(fasting)とは、英語のfast(断食する,絶食する,精進する)の名詞形。
「断食」の元々のスタイルは、精神修行を目的とした絶食(食事を抜いて水だけを摂取)で過ごすこと。
対して現代呼ばれている「ファスティング」とは、デトックスなど健康回復を目的として行われているものです。
固形物は摂らないことは共通してますが、発酵ドリンクなどで必要最低限のカロリーやミネラルなどの栄養素を摂取することで空腹感を感じることなく、日常生活を過ごせるのがポイント。
ファスティングの効果
消化機能を休ませることで得られる効果はたくさん!
・内臓機能の向上(体のだるさやむくみの軽減)
・ダイエット効果
・デトックス効果(肌荒れ改善、免疫力の向上)
・腸内環境の改善(便秘改善、疲労感の解消)
・メンタル面の改善(「幸せホルモン」セロトニン分泌で気持ちが穏やかに)
固形物を一定期間体内に入れず、酵素による必要最低限の栄養や水分を摂取することで、それまで溜め込んでいた有害物質を体外に排出されて体が軽くなり、疲れも取れやすくなるんです。
体内から分泌される酵素は、消化酵素と代謝酵素の2種類ありますが、片方が優先されることもあり、普段は消化酵素が優先的に分泌されがち。
生命活動の役割をもつ代謝酵素はファスティング期間に活性化しやすいので、結果として得られる効果がたくさんあるということです。
また、ファスティングの効果は個人差にもよりますが、日数によっても効果が変わるのが特徴。
・1~2日
主なエネルギー源【糖質】
効果:内臓の休養・3~4日
主なエネルギー源【脂質】
効果:むくみの改善や滞留便(いわゆる宿便)の排出・5~6日
引用:OCEANS
主なエネルギー源【脂質】
効果:脂肪燃焼、脳の覚醒
私の場合、5日を基本のベースとしていましたが、今年に入って「7日間やってみよう」という感動があり、1週間にもトライしてみました。
7日目に仕事をしていたら、精神があまりにも研ぎ澄まされていていわゆる「ゾーン」に入ったような感覚に。
同じ仕事量をいつもの半分の時間で終わらせることができて、職場のベテラン先輩から「仕事は早いわ、今日はいつもと雰囲気もちがっているわで驚いたわ…。なにがあったの?」と聞かれる位でした。
今思い返してみても研ぎ澄まされた集中は、滅多に味わうことができない面白い境地。
神様がくださる感動に対して、考えるより先に即反応し一緒に仕事をしている感覚があり、すっごく楽しかったです!
ファスティングのやり方
ファスティングも前工程(準備食)-本工程(断食)-後工程(回復食)の3段階で進めていきます。
「ファスティング期間の日数」に合わせて、同じ日数の分を準備食期間、回復食期間それぞれ設けるのが基本ルール。
ここではファスティング経験者の方と共に行ったメニュー(日常生活では飲酒・喫煙なしの場合)をご紹介します。
ただし、ファスティングはある種の”飢餓状態”でもあるので、持病や妊娠期間中など個人の状態に合わせて医師との相談の上でやるかどうか分別することも抑えておきたいポイント。
準備食
準備食1日目:嗜好品OFF(カフェイン、スイーツなど)
準備食2日目:タンパク質+野菜(グルテンフリー、炭水化物・揚げ物は除く)
※グルテンフリー:小麦抜き、大麦・もち麦・オートミールはOK
準備食3日目:野菜、フルーツのみ
準備食期間は2-3日程度、食生活が乱れていたら1週間程度。
まごにはやさしいわ(肉・魚・卵抜き、だしは大丈夫)を中心に、徐々にファスティングモードに体を慣らしていく期間です。
「始めが半分だ」ということわざの通り、この準備期間がファスティングの中でも一番重要といわれてます。
食物繊維や発酵食品を意識しながら、胃や肝臓に優しい食事を選んでいくのがポイント。
スーパーでは普段見ないコーナーを探すようになるので、準備食期間は非日常感を味わえるという意味でも宝探しゲームのようで楽しいです(笑)
ファスティング(断食)
●断食1日目~5日目
・酵素ドリンク200-250ml
・お水、ハーブティー2L
・梅(苦手な場合は梅湯、もしくはアップルビネガーを割って飲む)
断食しながらどうやって日常生活ができるのか、元大食いの私は謎でしかなかったのですが、その秘密は「酵素ドリンク」にあります。
血糖値を安定させながら飲むので、空腹を感じにくいのです。
そこで一番重要なのは、酵素ドリンク選び。
普段手に取りやすい酵素ドリンクも、よくよく見ると甘味料など添加物が多いのです。
吟味することが大事で選ぶポイントは3つ。
・原材料の種類が多いもの
引用:OCEANS
・農薬や精製した砂糖、人工甘味料や添加物を使っていないもの
・発酵成分の濃度が高いもの
血糖値の乱高下を防ぐために、30分に2,3口とこまめに飲んでいくのがいいよと教わりました。
すぐに摂取するので体を動かす仕事をしていたとしても空腹感はゼロというのが実践した感想です。
炭酸水で割って飲むのはファスティング期の知恵かなとおもいます。
梅を食べる理由
アルカリ性の食べ物を取ることで体内の酸化を防ぎます。
塩分摂取のためにも塩分10%以上のものを私は選んでます。
ちなみに、梅干しの中にあるシソを食べるのは個人的におすすめしません。
前回のファスティングで食べてみたら、30分後には胃の激痛と吐き気で半日ダウンしました(苦笑)
やっぱり固形物食べると、体がびっくりしちゃうんでしょうね。
ファスティング期間中は運動も必要!
最低40分以上の有酸素運動を行うのが目安ですが、体は省エネモードなのでいつもより軽めの運動が推奨されてます。
逆に運動ゼロだと、皮下脂肪は落ちても内蔵脂肪は増えるというデータもあるので、この時期知恵は必要ですが、オープンエアな環境での運動は意識したいところ。
回復食
●回復食1日目
・朝:酵素30ml、スッキリ大根
・昼:サラダやスムージーなど
・夕:十割蕎麦など軽いもの(グルテンフリー)
●回復食2日
・朝:酵素30ml、軽くスムージや野菜か、フルーツ少々
・昼、夕~:まごにはやさしいわ(動物性タンパク質を除く)を中心としたメニュー
ファスティング後は、栄養素の吸収能力が高まってて、高パフォーマンスを一番発揮する時期。
この時期何を食べるのかでファスティングの成功と失敗が左右されます(!)
リバウンド予防のためには炭水化物を、血液浄化を維持するためにはグルテン(小麦)、カゼイン(乳製品)、カフェイン、精製糖類の摂取はこの時期は特に避けたいところ。
「じゃあ何を食べればええねん!」ということになるのですが(私だけ?)
この時期に脂肪燃焼スープで更に代謝を上げていくのが私のおすすめです。
私がファスティングを始めたきっかけ
私がファスティングを始めたのは、会社でゆるりと立ち上がったファスティングサークルに参加したのがきっかけでした。
体重の減量も目に見える形で毎日うれしいフィードバックがあるし、体の不調がどんどんなくなって方法さえ間違えなければ良いことずくし。
食べることに頭を使わなくなる(考えることが減る)ことで、ストレスフリーで楽なのが、私にとって一番のメリットでした。
一日の中で最大のもがきとも言える明け方のお祈りも、目覚ましなしで余裕で起きれます(笑)
ファスティングをやってみると、人間の体がどこまでもハイスペックなことにも気づき、神様の全知全能さにひっくり返りそうだったんですが、これはまた別の機会に。
最近、スーパーに行こうとしてもなぜか予定が入って行けず、どうにかがんばって行こうと思っても最近の悪天候で足止めされ、やっと行ったと思っても買いたいものが見つからずな状況が続いてました。
冷蔵庫がどんどん空になっていく様子を見ながら、「これは一体どうしたということだ」と不思議だった中、ようやく「ファスティングやりなさいってこと?」と悟るに至ったんです(笑)
「私に会って、たくさん対話をしよう。祈ろう」と神様が働きかけてくださったのかなとも思います。
4年間やってみてわかったことは、やはり、始めるタイミングはいつも人ではなくて、神様の働きかけがあったので感謝して過ごしてみます。
どんな発見があるのか楽しみ。