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前日は散々だったのに、本番で「へ〜」と思いながら吹いていた話

前日のリハーサル、ひどかったんです。

音量が決まらない。
決まらない。
決まらない。

気づけば、神様の「か」の字も呼べないまま、しょんぼり帰宅。

……で、翌日。
まさかの展開が待っていました。

目次

ソプラノサックスは、ごまかせない

サックス歴28年。
でも伴奏は、いまだに難しい。

賛美の伴奏は、歌を支える役目。
だから音量は控えめに。
でも、小さい音のままで、豊かに歌い上げたい。

いやいや、ソプラノサックスでそれ、なかなかの無茶ぶりなんです。
音が浮いて聞こえやすいし、音量を絞るほど、コントロールがシビア。

前日の私は、その壁にきれいに撃沈しました。

朝の車の中で、耳に入ってきた一言

主日(日曜礼拝)の朝。
奏楽の練習のために、早めに教会へ向かっていました。

高速道路。ときどき雨がぱらつく、すっきりしない空。

運転中、なんとなく御言葉(聖書のメッセージ)が聞きたくなって、再生。
そこで耳に入ってきたのが、これ。

極的に愛した人と近くで生きるようになったら、どんなに嬉しいでしょうか。それが知恵だ。

2020年4月12日「知恵が一番だ」より

……ん?
近くで生きるって、なに?

ここから、車内で一人会議が始まりました。

すると、頭の中に、ふっと浮かんだんです。
手のひらと手のひらを、ぴたっと合わせるジェスチャー。
「一緒に」のサイン。

あ、近くで生きるって、一緒にやること?

そういえば、と、記憶の中から別の一言も出てきました。
「神様を考えることは、神様を見ることと同じ」

だったら、考えてみよう。呼んでみよう。
とりあえず、やってみる。

しかも、ふわっとじゃなくて、具体的に。
「今日、どう準備したらいいですか?」
「どう演奏したらいいですか?」
「苦手なのは、ここと、ここです。どうしたらいいですか?」

そして、「必ず共にしてください」と祈りました。

気づけば、雨はやんで、空が少し明るくなっていました。
偶然かもしれません。でも、そう感じたんです。

ちなみに。
祈ったからって、その場でひらめきが降ってきたわけではありません。
そのまま教会に到着。
(ドラマチックな展開は、なかった。)

本番、「へ〜」って言ってた

礼拝の中で、御言葉が伝えられる直前に、特別賛美(礼拝の中で捧げる演奏)。

吹き始めたら、あれ?

聖歌隊が歌うみたいに、吹けてる。

吹いてるのは、私です。
なのに、吹きながら、
「こういう歌い方があるんだ!」
「こんな音、出るんだ?」
と、なぜか他人事みたいに感心していました。

「へ〜」って。
演奏中に。

昨日のあの撃沈は、なんだったのか。

礼拝が終わったら、今まで話したことのなかった方が声をかけてくれました。
「今日、サックスの音、すごく恰好よく響いてましたよ」

尋ねる前に、返ってきていた

実はこれ、初めてじゃないんです。

2、3年前から、礼拝のあとに神様に尋ねています。
「今日の賛美、どうでしたか?」

不思議なことに、毎回、誰かを通して感想や反響が返ってくる。
ここ1年くらいは、尋ねる前に、先に人から言われることも増えました。
そういう日は、たいてい「共にしてください!」と祈って臨んだ日です。

で、今回思ったこと。

前日にしっかり落ち込んだおかげで、
「自分でなんとかしなきゃ」の力が、抜けていたのかもしれません。
だから本番で、自然体で、歌うように吹けたんだと思います。

正直、自分ひとりだったら、この日のようには吹けなかった。
それは、前日の私が、いちばんよく知っています。

神様と一緒にやろうとすると、不思議で、おもしろいことが起こる。
今回も、そう思いました。

特別賛美のあとに伝えられた御言葉に、こうありました。

不思議で稀有(けう)なことが起こり、しるしが起こります。

2026年9月27日「自分を神秘的につくって、神様のために使いなさい」より

本当に、その通り。

ドラマチックな展開はなかった朝。
でも、そのあとが、めちゃくちゃドラマチックでした。

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